にゃーこむでは、レッスンを受けていただく前に簡単なスキルチェックを行っています。スキルチェックは習熟度別にいくつか用意してあるのですが、一番簡単なレベルのスキルチェックは拙著「ゆる~いExcelスキルで業務の自動化をしよう」第1巻第4章にある九九表を使って行っています。

九九表
九九表を迅速に完成させるには参照形式をうまく使い分けることが必要不可欠なのですが、この参照形式はExcelの機能、挙動としてあまり目立たないせいか初級者ほど軽んじる傾向があるのかなぁと感じています。

中、上級者であれば参照形式の使い分け、その挙動について知らないということは絶対にありません。前述の九九表は1分もかからず完成させてしまいます。そのため、受講者される方が初級者なのかそれとも中級者なのかを見極める際には、九九表を1分(大目に見て3分ほどでしょうか)以内に完成させるというのが非常にシンプルでわかりやすいポイントとなります。

私は常日頃、ワークシート関数を組み合わせた応用的な使い方やVBAプログラミングは丸暗記ではだめ、常に考えながら手を動かせと言っているのですが、こと参照形式に関してはちょっとスタンスが違います。なぜならば、参照形式は4種類しか存在しないため丸暗記が可能だからです。

初級者、あるいは初心者の方は、操作の仕方と同じノリで参照形式の挙動も暗記してしまいましょう。使っていくうちに考えなくても手が勝手に動くようになりますよ。